室内ドアの色をバラバラにしたい方必見!不安をなくす3つのコツを解説
せっかくマイホームを建てるなら、内装や外観に存分にこだわりたいですよね。他とは違う自分だけの空間を楽しむなら、思い切って室内ドアの色をバラバラに変えてみてはいかがでしょう。
オリジナリティ溢れるインテリアを楽しみたい方へ、室内ドアの色を変えるときの注意点や、3つのコツを解説します。
室内ドアの色はバラバラにできる?
室内ドアは、色やデザインも好みに合わせて好きなドアを取り付けられます。ただし、取り付け寸法は家の設計に大きく影響するため、サイズが合っているかは慎重に確認してください。
工務店やハウスメーカーによっては、標準仕様として選べるドアが決まっている場合もありますので、必ず確認しておきましょう。
標準仕様以外で使いたいドアがあるときは、「施主支給」という方法もあります。こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
室内ドアで人気の色は?
まずは室内ドアで、現在どのような色が人気なのかを見ていきましょう。
TOTO・DAIKEN・YKK APの3社が運営する『リフォーム情報サイト』を参考にすると、室内ドアで人気の色味は以下の通りです。
- 白系統の明るい木目
- オーク材モチーフのナチュラルな木目
- グレイッシュで落ち着いた色合いの木目
ランキングを見ると、室内ドアは木目柄の人気が根強く、特に白系統の木目が人気です。白系統の木目は空間を明るくしますし、床材や壁紙とも比較的合わせやすいのが、人気の理由でしょう。
このように室内ドアは、インテリアと合わせやすい色が選ばれる傾向にあります。室内ドアの色を統一せず、あえてバラバラに組み合わせれば、他とは違った特別な空間を演出できるでしょう。
参考 | リフォーム情報サイト「ドア・床・畳・窓の人気色ランキングから考える、住まいのカラーコーディネート」
室内ドアの色をバラバラにするときの注意点
室内ドアの色をバラバラにするときは、見る人にセンス良く感じさせるのが大切です。室内ドアの色を決めるときに意識したい、3つの注意点を紹介します。
1つの空間に色を使いすぎない
センス良く感じられるインテリアにしたければ、1つの空間に色を使いすぎず、3色までに抑えましょう。インテリアに使う色は、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色が推奨され、それぞれ以下の割合が最適といわれています。
名称 | 割合 | 内容 |
ベースカラー | 70% | インテリアの基礎に使われる色合い 例:天井や床、壁など |
メインカラー | 25% | インテリアの中心になる色合い 例:ソファやテーブル、本棚など |
アクセントカラー | 5% | メインカラーを引き立てるアクセントになる色合い 例:クッションなどの小物類、室内ドアなど |
室内ドアの色を変えるなら、色の比率はアクセントカラーの5%を基準に考えましょう。室内ドアをアクセントとして使い、ベースカラーやメインカラーをシンプルな色合いで揃えれば、印象もまとまって居心地の良い空間が完成します。
基準になるドアの色を統一する
一部の室内ドアのみ変えて目立たせるなら、アクセント以外の基準色を統一するのがおすすめ。基準になるドアの色は、メインカラーやベースカラーと揃えた方が、アクセントに使うドアの色も引き立ちやすくなるでしょう。
実際の色味をサンプルで確認する
ドアの色を決めるときは、必ずサンプルで実際の色味を確かめてください。印刷された色見本では色の見え方が変わりますし、微妙な色の違いで印象は大きく左右されます。
日の当たり方でも色合いは違って感じられるため、サンプルを取り寄せて、自然光と照明で色の見え方を比べてみるとよいでしょう。
室内ドアの色をバラバラにするときの3つのコツ
室内ドアの色味をどのように変えるか迷ったときに、参考にしたい3つのコツを紹介します。
インテリアのテイストを考える
室内ドアの色をどのように決めるか迷ったら、まずはインテリアのテイストを考えましょう。たとえば北欧テイストなら、木目調はもちろんブルーやイエローといったはっきりとした色もよく合います。一方モノトーンが多いモダンテイストなら、ネイビーやグレイッシュの色味もおしゃれです。
アクセントにするドアの色を決める
色の組み合わせを決めやすくするためにも、アクセントの色はできるだけ早めに決めてください。アクセントの色が決まれば他の配色も決めやすくなり、まとまりのある空間に仕上がります。
インパクトのある色を使いたいときは、他の部分とのバランスもあるため、早めに工務店やハウスメーカーの担当者に伝えておきましょう。
ゾーニングを考える
どこのドアの色を変えるか迷ったら、室内のゾーニングを基準に考えてみましょう。ゾーニングとは「区分する」という意味で、どのように過ごすかの目的に合わせて、室内のスペースをわける考え方です。
たとえば、吹き抜けのある間取りで1階と2階の室内ドアの色を変えれば、一続きの空間にも自然と違いが生まれます。室内ドアの色を変えるだけで、スペースの区分が有効に感じられるでしょう。
室内ドアの色がバラバラでも統一感のある事例を見てみよう
ここからは杉野製作所の施工事例を元に、室内ドアの色がバラバラでも統一感のある事例を、実際に見ていきましょう。
1階と2階でドアの色を変えた事例
掲載事例 | DOAX ウォルナット 片開き戸 枠セット / シナ 片引戸 枠セット
まずご紹介するのは、吹き抜けのある開放的なリビングで、1階と2階の室内ドアの色を変えた事例です。1階はシックなグレーのドア、2階は天然の木目が魅力的なドアを使用しています。
天井と壁の境目に取り付ける廻り縁は広めに取り、レトロな照明を取り付けた印象的なデザイン。グレーの印象が強い1階と、木目の印象が強い2階の間で廻り縁がうまく主張し、1階と2階をわける境界線のように見えています。
2階は1階と雰囲気を大きく変え、木目が印象的なドアを設置。面積の広い板張り天井にも負けない存在感は、天然の木目ならではの質感です。
ドアの色をアクセントに使った事例
掲載事例 | DOAX オーク片引戸 枠セット
次にご紹介するのは、一カ所のみドアの色を変えてアクセントにした事例です。目を引くのはリビング中央に置かれた赤いソファですが、コントラストを引き立てているのはアクセントになっている青いガラス扉。リビングの突き当りにガラス扉を配置することで、空間に奥行きを加えています。
複数配置されたオーク材のドアも、清潔感のある白い壁と天井に良く映え、床材とも色味がよくマッチしています。白い壁とオーク材のナチュラルな雰囲気が赤と青のコントラストを程よく抑え、居心地の良い空間になりました。
室内ドアの色をバラバラにするのが不安なときはどうすればいい?
室内ドアに変化をつけたいけれど、色をバラバラにするのが不安なら、ガラス扉を使ってみるのはいかがでしょうか。ガラスを使ったドアなら、色の統一感はそのままに、見た目の変化を楽しめます。
掲載事例 | 特注 シナ+スプルース 塗りつぶし 枠セット
たとえばこちらは、框(かまち)のある濃いネイビーのドアを中心に、ガラスのあり・なしでデザインに変化をつけた事例です。
色合いを統一したガラス扉ならインテリアのコーディネートも考えやすく、シンプルな組み合わせが好みの方にもおすすめです。
室内ドアにガラスを使うときのポイントについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
室内ドアの色にお悩みの方はぜひ杉野製作所へご相談ください
室内ドアは部屋の中でも目に入りやすく、面積も広いため、色を変えるだけでこだわりのインテリアが楽しめます。カーテンの色やラグの色を選ぶように、より自分らしい室内ドアの色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
室内ドアの色でお悩みの方は、ぜひ杉野製作所へご相談ください。職人が1枚1枚大切に製作するからこそ提供できる、上質な天然木の質感と使いやすさで、お客さまのご要望にお応えします。