オシャレな部屋を楽しもう。部屋をオシャレにする3つのテクニックと事例を紹介
マイホームのインテリアを考えるときは、思いきりオシャレな部屋にして、自分好みのインテリアを楽しみたいと考える人は多いでしょう。
しかし具体的にどうすればいいかわからず、迷ってしまう人も多いです。
オシャレな部屋を作るには、押さえておきたい3つのポイントがあります。
上級テクニックを取り入れると、さらに統一感のあるオシャレな部屋作りも可能です。
今回はオシャレな部屋を楽しみたい方に向け、押さえておきたいポイントと注意点を、室内ドアを手掛ける杉野製作所の施工事例と共に解説します。
オシャレな部屋を作る3つの基本
オシャレな部屋を作るために必要な、3つの基本ポイントを紹介します。
テイストを決める
オシャレな部屋を作るときは、まずはインテリアのテイストを考えましょう。
インテリアテイストとは、インテリアの雰囲気や系統のスタイルを、特徴でまとめたもの。
代表的なものでは「モダン」や「ヴィンテージ」、「北欧」や「ナチュラル」があげられます。最近では「和モダン」や「北欧ヴィンテージ」「ジャパンディ」のように、異なるテイストをかけ合わせたミックステイストも人気です。
インテリアの雰囲気や全体の方向性を考える鍵になるため、テイストは早めに決めましょう。
基本の色を決める
テイストを決めたら、次に基本の色を決めましょう。配色の割合に沿って、以下の3色を考えます。
- ベースカラー・・・全体の70%
- アソートカラー・・・全体の25%
- アクセントカラー・・・全体の5%
ベースカラーは、インテリアの基調となる色合いで、壁や天井、床などの広範囲に使う色。アソートカラーやアクセントカラーが映えるよう、ホワイトやベージュ、パステルカラーなどの馴染みやすい色がよく選ばれます。
アソートカラーは、ソファやドア、カーテンなど、ある程度面積の大きな家具や建具で使う色。ベースカラーを基準に決めると、次に決めるアクセントカラーが映えてオシャレに仕上がります。
アクセントカラーは照明カバーや小物類など、さりげなく目をひく部分で取り入れるのがおすすめ。ただし部屋の広さによっては割合が足りなくなるため、あえてソファの色をアクセントにするなど、状況に応じて選んでください。
生活感を隠す
テイストや基本の色が決まったら、できるだけ生活感を隠しましょう。せっかくオシャレな雰囲気で統一しても、生活感にあふれた部屋はオシャレに見えません。
生活感を隠すポイントは、日用品を目隠しできる場所に収納すること。
豊富に色が使われたパッケージは、部屋の印象だけでなく、せっかく考えた色の配色も変えてしまいます。できるだけ扉付きの棚に収納するよう、心がけましょう。
オシャレな部屋をさらに極める3つの上級テクニック
基本ポイントの次に試したい、部屋をさらにオシャレにするための上級テクニックを3つ紹介します。
素材にこだわる
部屋をオシャレに演出するためには、素材の質感も欠かせません。
特に木材は、ブラックアイアンなどほかの素材と一緒に使われるケースも多いため、質感にこだわる方にはおすすめの素材です。
テーブルやドアなど、木材を使用する場所にはぜひ天然の木目を検討しましょう。無垢材だけでなく、突板(つきいた)という天然木をいかした素材なら、価格を抑えつつ質の高い天然の木目が楽しめます。
突板(つきいた)に興味がある方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
余白をいかす
オシャレな部屋にはつい小物を多く飾りたくなりますが、余白も大切です。
アイテムが多すぎるとすっきりとした印象にならないため、小物はお気に入りのアイテムを少し置くにとどめましょう。
もし飾りたいものが多ければ、一カ所にまとめてほかの部分は余白を作るなど、メリハリのある飾り付けがおすすめです。
小物や照明をアクセントにする
オシャレな部屋には、大抵わかりやすいテーマがあります。
たとえばオシャレなカフェ風の部屋にしたければ、リラックスできるよう低めのソファやテーブルを選び、コーヒーカップやレトロなポスターをディスプレイするのもおすすめ。
部屋のテイストとテーマに合った小物や照明を選ぶのが、部屋をオシャレに見せるコツです。
オシャレな部屋を作るときの注意点
オシャレな部屋を作るときに注意したい、3つのポイントを解説します。
物を置きすぎない
物が多すぎると、部屋はオシャレに見えません。
一般的には、床の3分の2が見えていると、部屋はすっきりオシャレに見えるといわれています。
家具が多いと余分な飾りも増えるため、床の3分の2は見えるように意識し、物を置きすぎないようにしてください。
圧迫感を出さない
圧迫感があると、部屋は窮屈な印象になりオシャレに感じられません。
できるだけ圧迫感を出さないよう、背の高い収納を置くときは、他の部分で余白を意識するなどの工夫をしましょう。ホワイトやベージュなど壁に馴染みやすい色を選べば、背の高い家具でも圧迫感が出にくいです。
メインの家具や建具の魅力をいかす
ソファやドアはインテリアの中心になりやすく、それぞれの魅力をいかす空間作りで部屋のオシャレさは際立ちます。配置や色合いにこだわり、さりげなく目をひくように工夫しましょう。
オシャレな部屋の事例をテイスト別に紹介
ここからは杉野製作所の施工事例を元に、オシャレな部屋の事例をテイスト別に紹介します。色合いや家具の配置も参考になるものばかりですので、ぜひじっくりと比較し、好みのテイストを考えてみてください。
ナチュラル
ナチュラルテイストは、木材を中心に天然素材のもつ温もりや自然な雰囲気を演出するテイストのこと。
温もりのあるホワイトと明るい木目の組み合わせが、柔らかく飾り気のない自然な温もりを演出しています。
リビングダイニングとの間に窓のような片引き戸を設置し、空間を仕切りつつも自然光が奥まで入り込む工夫が印象的。
天井にもナチュラルな色目の板材を貼り、ダウンライトとシンプルなペンダントライトで、一層オシャレさをアップさせた事例です。
掲載事例:DOAX オーク 片引戸 枠セット
ヴィンテージモダン
ヴィンテージモダンとは、レトロ感のある落ち着いた雰囲気と、直線を取り入れた現代的なモダンスタイルをミックスさせたテイストです。
ポイントは、ヴィンテージ感のあるフローリングに合わせて取り入れた、木目調のアクセントパネル。壁に取り付けたブラックアイアンとガラスのフレームや、天井でゆったりと回るシーリングファンも、落ち着いた雰囲気を演出しています。
壁面の引き戸も黒系統で揃え、曇りガラスと框をつけた遊び心のあるデザインが程よくアクセントになっています。
和モダン
和モダンは、日本の伝統的なスタイルと現代的なデザインという、相反する2つのテイストをミックスさせたスタイルです。
こちらの事例では引き戸を障子に見立て、曇りガラスと板材をはめ込んだモザイク柄が、和テイストとモダンテイストをうまく融合させています。
建具には明るいナチュラルな木材を使用しつつ、濃い色合いの梁を使って空間にメリハリをつけています。
ガラス戸は空間を広く感じさせ採光も十分にとれるよう、曇りガラスではなくあえて1枚の透明ガラスを採用。
モザイク柄の障子を使った畳の和室と、ガラス戸とフローリングとの組み合わせで、空間を視覚的にわけるよう工夫しました。
掲載事例:特注 モザイク障子 枠セット / 杉 ガラス戸 枠セット
北欧
北欧テイストのモチーフは、ノルウェーやフィンランド、スウェーデンやデンマークなどのヨーロッパ北部の国々。
天然素材と、丸みのあるシンプルなデザインの家具の組み合わせで、使いやすさと温もりを備えた人気のあるテイストです。
こちらの事例では、グレーのアクセントパネルに映える特徴的な木目のドアが印象的。
大胆な「あらわし梁」とフローリングの木目がマッチし、部屋全体が木材に包まれた印象を演出しています。
グレーのアクセントパネル以外は壁やキッチンも白で統一し、すっきりとした明るさの中に、家具の曲線と建具の木目が映える空間になりました。
オシャレな部屋はドアにもこだわろう
オシャレな部屋を作るためには、部屋のテイストや基本の色決めなど、こだわりたいポイントも多くあります。
どこをインテリアのポイントにするか迷ったら、建具の中でも面積の大きいドアにこだわるのがおすすめです。ドアは部屋への出入りで毎日触れる場所であるため、天然の木目を取り入れて質感にこだわれば、さらに満足度も高く感じられるでしょう。
天然の木目を使った無垢材ドアや突板ドアが気になる方は、ぜひ大分県宇佐市の杉野製作所へお問い合わせください。お客様のご要望に合わせ、熟練の職人が手掛ける木製ドアをご提案いたします。